ISBN-406211402X
2002年/講談社
1580円+税
200頁/四六上製
装丁:野田凪
写真:内田将二
ヘアメイク:小西紳士
仕事が煮詰まると書店に行く。新しいイラストレーターを見つけたり、見慣れない紙があったり。この辺は小さい書店はあるんだけれど、小さいところはどうしても雑誌、マンガ、文庫がいっぱいで単行本の品ぞろえがイマイチなんだよね、でも遠くまで行っている時間もないから仕方ないんだけど、ぶつぶつ。で、そういうときは眺めるだけで何も買わない。書店にしてみれば迷惑な客だ。
そんな感じで書店に寄ったある日、タレントエッセイコーナーなんて読みたい本はないのだけれど、凝ったデザインのものが多いから眺めていたら、本書を発見(この人はタレントじゃないだろうけど)。特にファンでもないが、帯文にやられて(どうしてかはご想像にお任せするが)買ってしまった。
内容はひたすら、前のダンナのダメっぷりと今のダンナのステキぶりで、文章としては正直ちょっとどうかと思うのだけれども、似たような立場の人にはストレートに入ってくるのではないかと。例えばダメダンナがいるとか、妊婦健診に不満があるとか、ね。
うちに今はなき雑誌「
pink」のバックナンバーがあって、そこに「バディな関係」っていう新しい夫婦のカタチ、というか相棒としての夫婦、みたいな連載があるのだけれども、その第1回が内田春菊夫婦であった(あとは太田光夫婦とか、デーブ・スペクター夫婦とか松本侑子夫婦とか……)。で、これが前のダンナなのね。芸能人とか作家とかってこういうところが辛い。破局後いろいろ悪く書いたりしていても「でも昔はこんなにノロけてたくせに」なんて思われちゃうからね。
それでも読んでいて激しく同感!な箇所が多々あって、私には珍しく「読者カード」なんて書いて送ってしまったのだけれど(講談社文芸には知っている編集者もいるのにいいのか?と思いつつ)。しかしあれだ、この本を読んで「なんだよ、文句とノロケばっかりじゃん、買うんじゃなかった!」と思える人はきっとハッピーな暮らしをしているんだと思うよ、本を買ったことはアンハッピーだとしても。
そうそう、タイトルは桃井かおりさんの言葉らしい。桃井さんは私の大好きな女優なのだけれど、この言葉はさすがという感じ。なかなかとっさには出ないよ。しかもあの声で言われたらたまらん。
ああ、なんとも奥歯にモノの挟まっているような感想になってしまった……。
about bookdesign...
こりゃスゴい。カバーはホワイト、ブラック、ブラウン、ゴールドと4種類あってそれが著者の髪の色になっているんだけど、私はブラウンを購入。ホワイトと迷ったけど。しかし帯も4色印刷(普通は1〜2色)、ビニールカバーつき、おまけにしおりが12本、ってお金かけすぎ。