ISBN-4877282475
1998年/幻冬舎
1500円+税
四六上製/272頁
イラストレーション:
永野敬子
ブックデザイン:
鈴木成一デザイン室
2冊続けてこんな本を読んでしまった、全て週末の雪のせい。
こちらは、昼間は大学生、OL、教師、看護婦などをしていて、夜は風俗嬢として働いているという女性たちを取材したもの。インターネットをやっていると、風俗嬢の方のサイトを目にすることも結構あって、その中には昼間は違う仕事をしたり、主婦をしたり、って方もいらっしゃるから、この本を読んでもそんなに驚かない。この本が結構売れて、続編まで出ているってことの方が驚き。
気に入らないのが、帯文にある、
東電OL殺人事件の被害者と夜の同僚だった著者が(後略)
とか、あとがきでもしつこく「彼女の顔が思い出される」とか「彼女に捧げさせてください」とか出てくるのだけれども、それって売るために無理に関連づけている気がする。事件の報道を見て、風俗嬢に対する偏見があいかわらずあることについて失望した、と書いているけれども、そういう著者こそ、この本に出てくる実際に取材した女性たちと、単にホテトル事務所で顔を合わせたことがあるに過ぎない被害者とをひとくくりにしているわけじゃないの。
この売ろうかな姿勢が著者の意向なのか編集者の意図なのかはわからないけれど、この帯文に魅かれて買った人は怒ると思うよ。