ISBN-4574700653
1987年/婦人生活社
1204円+税
並製/208頁
ブックデザイン:白尾隆太郎
以前掲示板で『
良いおっぱい悪いおっぱい』が話題になったときに、代表作だから読んでみなくっちゃ、確か前に編集から貰ったはず……と探してみたら、持っていたのはこちらでした。上の子が2歳ちょっと前から始まって、3歳ちょっと前まで。途中で第二子も産まれて1歳ちょっと前まで成長する。
『良いおっぱい悪いおっぱい』が売れたのは、それまでの「こうしなければいけない」という育児書の中で「こんなでもいいのだ」っていうのが新鮮だったからなのでしょう。でも今はそういう本がいっぱいある。例えば『
パパのココロ』(ラズヴェル細木/婦人生活社)という育児マンガ、こちらもかなりはちゃめちゃな育児でした。母親は寝てばかり、オモチャをどんどん買い与えて、家の中はグチャグチャ、好きなものを好きなときに食べる、等々。そういうのをさんざん読んでいると、いまさらこれを読んでも特に新鮮だとも思えない。それよりも先に読んだ近著『
なにたべた?』(枝元なほみと共著/マガジンハウス)ではそれぞれ別のパートナーと暮らすことになる夫との関係が、ここではとても仲が良くて、各項の最後に数行載っている「夫の言い分」なるコーナーを読むと、妻に嫉妬したり、子どもにやきもちを妬いたりする様がなんともほほ笑ましい反面、その後を知っている分なんか痛々しい。
それにしてもこの本、ちょっと不思議なデザインです。オール2色、しかも折ごとに色の組み合わせが違うという、なんとも贅沢な作り。そのせいか、ちょっと高いんじゃないの、とも思うけれども、私の持っているのが平成5年で20版だから結構売れている。やはり売れる本にはお金がかけられるのだな。で、その2色の使い方はなかなか見事なのだけれども、デザインはいいんだか良くないんだかいまひとつわからない感じ。でも2色の本を作るときには(そんな機会ってあまりないんだけど)とても参考になるので手元に置いています。