ISBN978-4-16-326220-8
2007年8月
文藝春秋
1333円+税
336頁/四六判上製丸背
装幀=野中深雪
装画=佐伯佳美
今年最初の本は初・道尾秀介。
大学助教授の息子が飼い犬に引っ張られて交通事故にあってしまい、それを目撃した大学生たちを主人公にした青春ミステリー。
なんかその「青春」ってのがひっかかって、読む前はどうかなと思ったけれども、読み始めてみると想像したような青臭いものじゃなくてなかなか面白い。そして登場人物も結構魅力的。
ただミステリとしてはちょっと、かなあ。少し強引なところもあるし、ちょっとあざとい感じのするひっかけもあったりして。といいつつまんまとそれにひっかかり、真相がわかってほっとしたりもするんだけど。
別にミステリにしなくても、この登場人物たちの人間関係をもっと深く書いた青春モノにしてもいいかも……ってそれじゃ読もうとしなかったか。
旬な作家なので、他にももっと読んでみよう。