ISBN978-4-06-209796-3
2001年4月
講談社
1900円+税
456頁/四六判上製丸背
装幀=鈴木成一デザイン室
写真=高橋和海
初めて読んだ奥田英朗の本は『最悪』。とても面白かったのだが、次に読んだ『サウスバウンド』や『イン・ザ・プール』はずいぶんと様子が違う。いやもちろん面白いのだけれども、なにやら別の作家のような気さえした。
で、この『邪魔』。ああ、これだよ!と思うような『最悪』路線……と思ったら、これは『最悪』の次に書かれた作品なのね。
交通事故で妻を亡くした刑事、不良高校生たち、スーパーのパートの主婦とその家族……などなど複数の主人公を中心として話が進んでいく様は『最悪』にも似ているな。ってもう『最悪』も細かいところは忘れてしまっていますが。警察組織についての描写などは物足りなくもあるけれども、主人公たちがだんだんに重なっていく過程が楽しい。
about book design...
本文はNKL。
よくよく見るまで気付かなかったのだけど、カバー写真の家がタイトル文字を隠しているのね。“邪魔”してるのか?