ISBN-4163248501
2006年2月
文藝春秋
952円+税
112頁/四六上製角背
写真・装丁=高林昭太
「勤労感謝の日」「沖で待つ」の2つの話からなる本。
この人の本を読むのは初めてなのだけれども、芥川賞受賞作で、会社員だったのが鬱病で休職中に小説を書き始めた、ということだけ知っていた。
そういった情報から勝手に私が想像していたものとあまりに違っていたなあ、この本は。
一つめの「勤労感謝の日」は特に好きでも嫌いでもないなあという感じで読み進めるが、最後の方で「ああやっぱり嫌いかも」と思う。「沖で待つ」はなんだかなあ、もしもこれが芥川賞受賞作じゃなかったらもっと素直に頭に入ってくるのかもしれないけれども、なんだか著者が自分の会社員時代の話をフィクションを混ぜながらだらだらと書いているような印象を受けてしまう。これがデビュー作ならまだ納得できるんだけど。そして「勤労感謝の日」も芥川賞候補だったのね。なんだかなあ、芥川賞ってこういうのだったっけ?
about book design...
本文はイワタオールド。