ISBN-4093563217
2002年12月
小学館
1600円+税
272頁/四六上製丸背
カバーデザイン=泉沢光雄
カバーイラスト
=Andrew Davidson
なんとも季節外れな本を読んでしまいましたが。
『ペリカン文書』や『評決のとき』で有名なジョン・グリシャムの本ですが読むのは初めて。他の著書は法廷劇が多いらしいのだが、これはクリスマスをスキップ(すっぽかす)することに決めた夫婦が主人公のホームコメディ。周囲は羨んだり非難したりするんだけど、最後はみんな助け合ってめでたしめでたし、といった話(ネタバレかもしれないけれども、袖のあらすじを読むだけで想像できる範囲だし)。
うーん、なんかねえ……そもそもクリスマスにかかる費用や手間が我々日本人の想像を超えているし、すっぽかすことがどれほど大変かっていうのもなんか遠い世界の出来事で。日本じゃクリスマスに旅行するのなんて別に普通だものねえ。そしてその旅行を取りやめることになる理由も……なんか納得いかない。結局クリスマスの重要性がわからないから、この“美談”も全然よく思えないわけで、そんな親子関係なんて嫌だなあ、と思ってしまうわけです。
しかし途中のドタバタといい、いかにもなハッピーエンドといい、なんかアメリカ映画にありそうだわ、なんて思って解説を読むと、やはり
映画になっている様子。
これだけでグリシャムを判断するのも……なので次は法廷モノを読んでみよう。
about book design...
本文はリュウミン。