ISBN-4575937282
2001年3月
双葉社
714円+税
192頁/A5並製
全2巻
装幀:VOLARE inc.
続けてマンガ。読んだことがないどころか名前も知らなかった漫画家の本を読む気になったのは持ち主のR嬢とそれを借りたN嬢のコメントのおかげ。ありがとう>お二方。
が、最初にページを開いてみて、ちょっと拒否反応。なんか苦手なタイプの絵かも……。特に不動産会社の担当営業マンの顔がダメだ、って実物はどうだか知らないけどさ。だいたい私は例え宝くじが当たったとしても家は買わないと断言できるような人だ、一人用一戸建てなんてものを建てる著者とは考えが合うはずがない、と思ったのだが……妙な類似点があった。紙袋が捨てられない、ポイントカードがいっぱいある、ドラッグストアはスタンプ倍の日に……とセコいのだけれどもやたら高い塩とか買ってしまう。著者はコレを妹に指摘されるのだが「ケチな日常、だけど使うところにドカンといく」ってケチじゃなくて節約と言ってよ、と思うが。ってことは私がもしも土地にこだわりがあったりしたら家を建ててしまったりしたのだろうか……。
家や土地にこだわりが全くないのは子どもの頃からしょっちゅう引越をしていたせいかもしれない。だから大学の寮は、入寮の日に部屋のドアを開けて一目見て、そのまま不動産屋に直行して民間アパートを借りる人もいるってくらいの所だったけれども、あれはあれで私は結構快適に暮らしていた。でもそれができたのはあそこが一生住む家ではないからだ。いずれ引っ越すと思えばどんなところだって住める。けれども終の住処となると……今まで住んだ中で一番立派な家を思い浮かべてもやっぱりそこに一生住む気にはなれない。
って土地や家に対する思いは人それぞれなのだが。数えきれないほど引っ越した私の家(正確には親の家だな)だけれども、やはり土地を買って建てたこともある。だからまたよくわかるのだ。まず吹抜け、ってのはやってみたくなる。うちは妥当に玄関だったけどね、著者みたいにトイレじゃないよ。まあ玄関の吹抜けぐらいは失敗じゃないが、壁に埋め込みのセントラルヒーティング(当時としては先端だったけれども、今じゃあんなの見ない)やエジプト壁画風の模様入りステンレス浴槽は紫のタイルに間接照明の薄暗い浴室では全然模様は見えないし。子どもだった私が選ばせてもらったのはトイレのタイルぐらいだったけれども、そうやって建てた家も結局は終の住処にはならなかった。
そしてもう1軒、今度は親の家ではなくて、やはり建てた家に短期間だけれども住んだことがある。で、著者も最後に「あー もういっかい建てたい」と書いているけれども、人生において初めてやってそれが一度で大成功することなんでそうはないだろう、何事も経験から、数回繰り返して満足のいくものになるというもの。それが家に関してはたいていの人は一度きりだ。そしてせっかくだからといろいろ凝ってみたりして、そして住んでからやりすぎに気付くのよ。
だから私はもしも自分のお金で家を建てることになっても、一回で結構いい線いけると思っている。でも最初に書いたように例え宝くじが当たってもそんなことはしないけどね。
そんなわけでこの本。「こういうのありがち」とか「後で後悔するぞ」とか思ってニヤニヤしながら、でも「この行動は正しい」なんてのも勿論あって、なかなか楽しく読めました。最初に「これから家を建てる人は参考にしてはいけません」なんてあるけれども、いえいえ、人のふり見て我がふり直せ、ってこともあるからね……。
Blogzine運営事務局さん:PINO’s Book Guide 管理者様
突然のコメント送付につきまして、ご容赦ください。NTTコミュニケーションズ Blogzine 運営事務局と申します。
現在、弊社Blogzineサイト上にて、新たにブログを作られる方を対象にブログの楽しさを伝えるための様々なコンテンツを用意しております。
そのひとつとして、素晴らしいブログを紹介する
「粋人(イキモノ)観察」というコーナーを週刊で
運営させていただいております。
(
http://ikimono.blogzine.jp/ikimono/ )
本コーナは弊社Blogユーザーのブログ作りのお手本になるようなブログを、コメントをつけて紹介するというものです。
これからブログを作る方へ新たな視野を与え、かつ良質で内容深いブログを探しておりましたところ、貴サイトに出会い、是非、弊コーナにて紹介させていただきたいと存じます。
貴サイトを下記の期間、下記コメント記事とともに、掲載させていただきますのでご案内申し上げます。
尚、コメント記事につきましては、私どもで、貴サイトを拝見させていただき、紹介文を作らせていただきました。
本コメント末尾にその原稿を記載いたしましたので、合わせてご確認下さい。
何か不都合な点がございましたらお知らせいただきますようお願いいたします。
●● 掲載場所 ●●
「OCNブログ人」トップページ
(
http://blog.ocn.ne.jp/ )内、
「粋人(イキモノ)観察」
(
http://ikimono.blogzine.jp/ikimono/ )
になります。
●● 掲載予定期間 ●●
2004年9月23日〜2004年9月29日
(若干前後することがございます。)
●● 紹介文 ●●
秋といえば読書。書評ブログを作りたい人、この秋に読む本を探している人にオススメなのがコチラ。ブックデザイナーである作者が、仕事柄読む様々なジャンルの本の感想をまとめた“書評エッセイ”ブログです。流行の小説から写真集にマンガまで、まさに扱う本はノンジャンル。どんな書評にも骨太で一貫した「読者の姿勢」が感じられるのにも脱帽です。
●● リンクURL●●
http://bookd.kuronowish.com/blog/1
末筆になりましたが、貴サイトの益々のご繁栄をお祈りしております。
NTTコミュニケーションズ株式会社
Blogzine運営事務局