2月2日ロサンゼルス―Do the Right Thing

Feb.2 Los Angeles - Do the Right Thing


1994.2.2(水)
17:00
成田発 ユナイテッド航空 UA890
9:40
ロサンゼルス
23:40
ロサンゼルス発 ユナイテッド航空 UA889
飛行機に乗るのは何年ぶりだろう。中学生の時に北海道に行ったきりだから……。窓側からマダムH、私、添乗員M氏の並びに。私はM氏の隣だったのは、やはり要注意リストに載っていたからかもしれない……勿論このときはまだそんなことは知りませんが。マダムHは、
「私、飛行機って、眠れなくてダメなのよ〜」
とミニボトルをかくっらって……熟睡。寝てるじゃん。ちなみにマダム、ジャングルでお茶を沸かしたらおいしいだろうと、固形燃料を持ってきたらしいのだが、勿論成田で没収。変だ、旅慣れているんじゃないのか??? 私はマダムの頭越しにしばし空を観察したあと、やはり熟睡。
朝になり、到着時間も近づいて、入国票を書かないといけません。私はこの旅行で、「ユーラシア旅行社」がすっかり気に入ってしまったのですが、理由その1―余計なことはしない。入国票を書いてくれる旅行社も多いようですが、ここは別料金なんです。書いてくれたほうが親切じゃん、と思うかもしれませんが、その分の料金が入っているとしたら……自分で書いたほうがいいや。見ていると、年配組はほとんど頼んでいるようです。私はそんな料金は勿論払っていないから自分で書くことに。で、変なことで悩むわけです。入国後の最初の滞在先を書く欄がありますよね? 夜にはまた出国するわけだから、滞在先って言うのか? すぐに出る、とか書くのかな? 今思うと、そんなの何でもいいんですが、その時は妙に几帳面に考えてしまった。M氏にきくと
「ホリデーインにして下さい」
そしてその後すぐに、
「ほんとは教えちゃいけないんですけどね」
む! こいつもしやイヤなヤツ? と思ったけれど、そのわりにはわざわざ私からよく見えるように1枚置いてくれたりして、いいヤツかも。でも悔しいから、グァテマラに入るときはわざわざスペイン語で書いて、見えるところに置いてやりました(ちなみにM氏、スペイン語はからきし)。
ロス空港はすごい人! 日本人もいっぱい。でもこっちはグァテマラまで行くんだから、あんたらとは違うのさーとちょっと優越感。集合していると、ひとりハイテンションなのが保険屋N嬢。
「出発まで時間があるから、ユニバーサルスタジオに行こうよ! 4人いればタクシーも安いよ! あなた、行くでしょ?」
と強引に誘われる。きっと営業成績はいいに違いない。しかし、他のメンバーは誰も乗らず、おまけにホテルの部屋に入るときに、添乗員M氏が
「ちゃんと休んで下さいね」
とささやいていったので、結局行きませんでした。まあそれが正解だったと思うけど。
ちなみにN嬢、今までのツアーで見た中でもっとも荷物の少ない人。小型スーツケースで軽々とやって来たのですが、結構お土産も買っているのに帰りに荷物が増えていないところを見ると、かなり空きがあると見た。私もかなり少ないほうですが(後のスイスでは最軽量。しかし最重量が家人で、なんと私の3倍。よって帰りは家人のお土産まで持たされることに)、どう頑張ってもあそこまで少なくはできない。そのN嬢、機内に謎の箱を持ち込んでいます。なんでもアタックなどの洗剤の箱に包装紙を貼ったもので、なんと足乗せ台! そうか、手荷物もハンドバッグひとつだから、足乗せにならないのね。しかし、その箱、空港でかなり怪しまれたそうです。
せっかくだからN嬢と二人で町を散歩することに。ところで私のロスのイメージってスパイク・リー監督の映画「Do the Right Thing」なのである。つまり、イタリア系がピザ屋をやっていて、中国系がスーパーマーケット、そして黒人が大きなラジカセを持ち歩いていて、しかもそこからは大音量で「Fight the Power!!!」なんてラップがかかっている、ってもの。確かに町にはピザ屋がいっぱいあるぞ。イタリア系がやっているんだから、きっとおいしいに違いない、とその中の一件に入る。うーむ、店員はどう見てもイタリア系には見えないけどまあ良しとしよう。何にしようかなーと覗くと、2種類しかない。しかも、「ソーセージピザ」はソーセージしか乗ってない。当然「マッシュルームピザ」はマッシュルームしか……勿論チーズは乗ってるけど。おまけに一切れが日本のピザの1/2枚ぐらいあるぞ。仕方ない、マッシュルームピザとオレンジジュースね。え、サイズ?一番小さいのでいい。で、N嬢は?
「ねーねールートビアって何?」
さあ、飲んだことないけど、なんか本に載ってたなあ、ノンアルコールビールみたいのじゃない? それにする?
出てきたジュースとルートビアは1リットルの牛乳パックぐらいの大きさのコップにはいっている。ちょっとー一番小さいのっていったじゃん、え? これが一番小さいの、あっそう。席について、ピザを持ち上げると、だだーっと油の滝が……おいしくないぞう、ジュースは甘いぞう、二度と来ないぞう。
店を出て、今度はスーパーマーケットを発見。中国系がやっているかどうかはよくわからないけど、やけに安いなあ。何でもあるし、まるで100円ショップみたい。面白いお菓子があるぞ、おやつに買っておこう。あ、ミネラルウォーターはどこ? 棚に行くとペットボトルがズラーリ。しかし、入っている量がまちまち。ひどいのになると半分も入ってない。蓋は開けた形跡が……これってこぼしたのか、蒸発したのか、はたまた飲んだのか??? 結局お菓子も棚に戻して、何も買わずに店を出たのでした。
散策にも飽きて、部屋に帰り、出発まで一眠り。この旅行社ってこういうところが気が利いているというか。時間がもったいないような気もするけれど、こういう余裕が後ですごく影響することは、のちにペルーでわかる。
夜、ロスを出発。しかし、23:40の便でも機内食が出るのか! 空港でサンドイッチ食べちゃった。昼のピザと合わせて相当のカロリーオーバー。
何はともあれ、明日はいよいよグァテマラだ!

DoTheRightThing

M・E・D・I・A

Do The Right Thing
1989年/監督・主演=スパイク・リー

舞台はロサンゼルス。スパイク演じる主人公はイタリア系のピザショップで働く黒人青年。ひょんなことから暴動が起きるのだけれど……。
私は衛星放送で見たのだけれど、見た直後にロス暴動が起きたのでビックリ。
その時の町の様子は映画とソックリでした。


2000年08月10日(木)23:16 by PINO - Category: guate
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