ISBN-4847025059
1998年/ワニブックス
3300円
ブックデザイン:
鈴木成一デザイン室
ヌードばかり紹介しているとリンク先の方々に叱られそうですが、でもこれはオススメ。
何を隠そう、私は芸能関係はかなり疎い。「小松千春って鉄骨娘?」ときいて「それは河合千春だろ!」と怒られました。知らないぐらいだから決してファンじゃないんですが、でもこれは気に入りました。撮影は菅野美穂写真集ですっかり有名になった宮澤氏。彼は赤外線写真とか、いろいろいい写真を撮っているんですが……テレ朝オヤジ情報番組「トゥナイト」に出たり、桜庭あつこを撮ったりもしている。もうメジャーなんだから仕事選ぼうよ。それで、菅野美穂といい、この小松千春といい、彼の写真はとっても優しい。それがモデルのせいだけじゃないのは「
あいだもも写真集」を見ればわかります。この人(高知東急の元妻)はヌードの人だから、あぶないポーズもあったりするのですが、それでも優しい。何ででしょうね、ピンの外し方とかものすごくうまいと思いますが、技術的なことだけじゃあないはず。
で、小松千春に戻りますが、とにかくかわいくて、優しくて、きれい。カバーを見ればわかるように、ピンクのバックの中のヌードは全然いやらしくなくて、女性でも全然抵抗なく見られます
ちなみに、「桜庭あつこ」は未見ですのでノーコメント。
ISBN-4104274011
1998年/新潮社
3200円
ブックデザイン:
鈴木成一デザイン室
タイトルが「エロヴォーグ」ですよ! エロ+(ファッション誌の)ヴォーグなんだろうけど、エロのサイボーグじゃないの、ってくらい整形跡が写真ではっきりわかる方が約2名。
しかしなんてマイナー感あふれる写真集なんでしょう!モデルは6人ですが、一番有名なのは、濱田のりこ。誰?と思った方、元セイントフォーといえば思い出すでしょうか? セイントフォーですよ、あの宙返りとかしてた・・・。でも彼女はこのなかでは堂々の貫録で、許しましょう。
サイボーグな方のうちのお一人は、その筋では有名(?)な草凪純。「究極のくびれ」のために肋骨を取ってしまった方です。しかし、肋骨取るとウエストって細くなるものなんですかねえ???そして写真を見ていると、どうも肋骨だけじゃあないような・・・。
そんなことはどうでも良くて、わざわざこれをここで取り上げてまで言いたかったのは、「誰か伴田さんを元の物書きに戻して下さい!」ということ。でもスタジオまで買っちゃったようだし……
ISBN-4894241196
風雅書房
ブックデザイン:
鈴木成一デザイン室
このことについてこういう場所に書くのはどうかとも思ったのですが、例の騒動の時からずーっと私が言い続けてきたことなのでアップすることにしました。
正直言うと、ここ数年のアラーキーの写真に関しては、私は手放しで好きだとは言えません。「
センチメンタルな旅」(もちろんリアルタイムで見ていませんが)は衝撃でした。あれは巷にあふれる嘘の写真を嫌って始めたことなのに、今の彼の写真は、スタイルという名の一種の嘘なんじゃないかしら。私は写真なんて嘘でも構わないと思っている、というより、どうせ嘘なんだから、夢を見させて欲しいんです。上にかいてきた文章でわかる通り、やっぱりきれいな写真が好きだ、写真集の中は現実逃避できるような場所であって欲しいのかもしれません。それは見たいものの違いだから仕方ないのかもしれないけれど、でも彼の最近の写真だって嘘じゃない?
彼の最近のモノクロコマ取りの写真たちにはエロスを感じられない。それらは醜くてこっけいなだけ。花の写真の方がよっぽど官能的だ。
でも、そんな彼の最近の写真集の中で、「遠野小説」は違っていました。タイトル通り、そこには小説がありました。下品さを売り物にしたヌードではなくて、裸にも必然性があります。写真を撮りながら出来上がって行った小説。
なんであんなことになったかは憶測の域を出ないから、ここには書きませんが、これを出すことは決して藤田氏にマイナスになるとは思えないのに。小説を演じる彼女はものすごく魅力的でした、今まで出たどんなドラマよりも。私が今まで見たヘアヌード写真集の中では文句なしの一番なのに……とても残念で、彼女にはすっかり失望しちゃいました。
書店で見ることは出来ないけれど、古本屋で見つけたら「買い!」の一冊。でも今、いくらぐらいするんでしょうね?