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『デイリーフード』長尾智子
ISBN4-579-20955-9
2005年9月
文化出版局
1600円+税
128頁/B5判並製
撮影=廣石尚子 amana inc.
ブックデザイン=中村義郎 Yen
料理の本が好きなのだが、その時の気分によってみる本は違う。
ガツンと食べたい時がケンタロウなら、その対極が長尾智子さん。
あまり食欲がないような時でもこの人の本を眺めていると、何やら食べたくなってくるのだ。
使う食材と、いつも家にあるものとが微妙にマッチしなくって、それで作ることはそんなにないのだけれども、食欲や料理欲を上げるブースターのような役割をする本なのです。
そんなわけで何も作らないまま返却期限が来てしまったけど、それでも役に立っているからいいのです。
『チキンとたまごのシンプルディッシュ』音羽和紀
ISBN4-388-05877-7
2001年2月
柴田書店
1800円+税
120頁
撮影=高橋栄一
装丁・デザイン
=中村義郎@yen inc.
料理の本って突然無性に買いたくなったりします。そんなときに出会ったのがこの本。卵を1パック買ってもなかなか使い切れないことの多い私、卵料理のレパートリーを増やしたい! そして料理写真がドカンとあるカバーの本が多い中、なんかこれは目立っていたので買ってみました。
さて、家に帰ってじっくり見ると。写真がきれいでなかなかよろしい、おいしそう。でも「チキンとたまごの」とあったけれども実際はほとんどがチキンで卵はほんの少しなのが不満。チキンは大好きなんだけどね、好きだからあまりレパートリーに困ることもないし……というわけで本を見ながら作ったのはほんの数回かも。というかこの本を持っていたことを最近まで忘れていたくらい活用していない。やっぱり料理の本はひたすらチキン、よりもいろんなのが載っているのの方が楽しいなあ。
『ベターホームのひとり分の料理』ベターホーム協会
ISBN4-938508-14-1
1990年3月
ベターホーム出版局
1000円+税
144頁/A5上製角背
このサイトのものすごーく古い読者はご存知だが、仕事場に住んでいたことがあった。小さい冷蔵庫に最低限の食器&調理道具。コンロは電気のが一つだけ。近所には一人でも入りやすい飲食店やテイクアウトのお店も多かったからつい外食や中食に走りがち……だけれどもそんなことじゃダメだろう。しかし作るにしても似たような、すぐできるものばかりになってしまうのでこの本を買ってみたのだ。そして大正解。
たいていの料理本は4人分の材料&作り方が載っているけれどもこれはタイトル通り「ひとり分」。1ページに1献立が載っているけれども、もちろん中の一品だけ作ることも出来る。中途半端に残った材料を使える「すぐに作れるもう1品」なんてページもあるし。調味料も基本のものだけだし、特種な材料を使わないので、近所の小さなスーパーで買えるようなものばかり。メニューは基本的なものが多いので、料理上級者にはむかないけれども、一人暮らしで自炊の習慣をしっかりつけたい、って人にはこの上なくオススメです。
『スープに良い日』ジャネット・フェラリィ&ルイーズ・フィッツァー
A Good Day for SOUP by JEANNETTE FERRARY & LOUISE FISZER/村上佳義=訳
ISBN4-938778-26-2
1996年9月
フレックス・ファーム
5000円+税
240頁/210x210mm並製
Book and Cover Design
=Werner Design Werks Inc.
会社員の頃、時間に余裕があって天気もいい日のランチは、ヒルサイドテラスでパンを買って西郷山公園で食べる、ってのがお気に入りだった。そんな時間のある日は滅多になかったけど。そのヒルサイドテラスのパン屋さんは、お菓子や雑貨も売っていてそこで見つけたのがこの本。
カバーのない、洋書のような作りで、実際翻訳ものなんだけれども、驚くべきは料理の本なのにまったく写真がないこと! 文字だけなんだけれども本文オール2色刷り、という微妙なお金のかけ方で。おそらく原書に近いデザインなんでしょう、日本の本ではあり得ないような文字組も面白い。
写真がない分それぞれのレシピにちょっとした文章が添えてある。その文章がまたとってもアメリカンな感じでたとえば
ビデオの録画予約の仕方を知っていたら……、そして午前2時の映画をどっさり録画しておけば……。お楽しみの夜は約束されたようなもの。あなたに必要なものは、映画フリークの友人が2、3人と、大きいふたつき鍋に用意したガツガツ食べるスープ。
もちろん全部がこんな調子というわけじゃなくて、もっと役立つスープにまつわるうんちくなんかもあったりしてそれはそれで楽しい。
で、100以上のレシピが載っているわけだけど、実際この本を見ながら作ったことがあるかというと、ほとんどない。だって料理本ってパラパラ眺めながら「あっ、これおいしそう」と思って作ることが多いでしょう? 写真がないとそれができないから辛い。写真がないのに名前だけ見たんじゃどんなものか想像できないレシピも多いし。特に“民族的スープ”の項なんて「チョッピーノ? ストラッチャテッラ? タラトール?」ともうまったく。あとですね、やっぱり日本の本じゃないからね、知らない食材や手に入りにくい食材も多いわけです。「オルゾ? パースニップ? グレモラータ?」……カボチャも日本のものとは違うし。カップ1も250ccだし。
なんてことを書くために久々にこの本を引っぱりだしてみたわけだけど、でもやっぱり「スープ」ってなんか素敵な響きなんだよね。最近ル・クルーゼも買ったことだし、材料が手に入るもの限定で順番に作ってみようかしら。
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